リラックスに効くのはなぜ?カモミールティーの成分とおすすめの飲み方【初心者向け】

ハーブティーのある暮らし

なんとなく気持ちが落ち着かない日や、寝る前にほっとしたい夜。
そんなとき、そっと寄り添ってくれるのがハーブティーです。

メディカルハーブセラピストとしての視点から、初回は「やさしく心をゆるめてくれる」カモミールをご紹介します。

🌿カモミールって、どんなハーブ?

なんといっても、甘いふわっとしたりんごのような優しい花の香りに癒されるハーブです。

見た目も、白い花に黄色の花弁がとても可愛らしい。

ティーとして飲む場合は、ジャーマンカモミールが飲みやすくおすすめです。

ティーバッグで飲んだこともある方も、可能であれば是非お花で淹れてみてください。お湯を注いで、花が膨らんでいく様子に癒されますよ。

初心者の方にも、癖がない味なので飲みやすくておすすめです。

🌿リラックス向けの理由とは?成分や作用をご紹介

ジャーマンカモミールは見た目や香りだけじゃなく、成分が頼れるハーブ。
私の中では、優しいけれど癒しの力は強い看護師さんのようなイメージです。

例えば、アピゲニン、ルテオニンといったフラボノイドが豊富。
黄色いハーブティーの色はそのためなのですね。

フラボノイドで血行も促進されますし、アピゲニン・ルテオニンにより、肩こり・腰痛・神経痛への鎮静・鎮痙も期待できます。

また、消炎作用を持つ香り成分であるカマズレン、α‐ビサボロール、蒸留でカマズレンに変化するマトリシンも主要の成分です。ストレス性の胃炎などに、胃の粘膜に直接作用して改善すると言われています。

香りの作用で心身リラックスでき、自律神経を鎮静方向に調整することができます。

🌿心と体がをゆるめるカモミールティーの作り方と、飲むタイミング【子どももOK】

このように、ほっとゆるめる作用があるのがカモミールティーですので、どちらかというと夜におすすめですが、午後に一息つきたいときにも良いと思います。

まさに、がちがちになった心や身体をゆるめることができるハーブだと感じます。私は「ゆるめたい」「優しい気持ちになりたい」と思ったら、カモミールを選んでいます。

カモミールティーの作り方は、茶こしにスプーン1杯強をいれ熱湯150mlを注ぎ、ふたをしてちょっと長めの5~10分ほど抽出します。(ハーブティー専用の茶こしつきカップを使うと中が見えて楽しいですが、濾すことができれば紅茶用などお手持ちの道具で大丈夫)

きっと香りに癒され、飲んだらとても温まるはずです。

カモミールは安全性が高く、子どもにも安心のハーブです。
味も癖がないお花の香りなので、そんなに嫌がらない子が多いかなと思います。

ちなみに、牛乳から煮出すと脂溶性のカマズレンやα‐ビサボロールが溶け出しやすく、口当たりもさらにまろやかになります。お鍋で煮てから濾すのでちょっと手間がかかりますが、寝る前のリラックスティーとしておすすめですよ。

※キク科のアレルギーがある方は、使用を避けてください。(真正カモミール以外でのアレルギー例があります。念のため)

🌿まとめ:ポイントなど

見た目、香り、味に癒され、成分もリラックスにおすすめなのがカモミールティー。

みなさんも、「やさしく心をゆるめたい」時などに是非取り入れてみてくださいね。

ちなみに、植物としてのジャーマンカモミールですが、数年前にプランターで栽培してみたところ、とても育てやすかった記憶があります。

可憐な花が風に揺れているのを見ると、心にもそよ風がふくような気持ちでした。
また秋播きの時期になったら育ててみようかな。

この記事では、カモミールティーのリラックス効果についてご紹介しました。
今後も、ハーブや心とからだの整え方について少しずつお届けしていく予定です。
「頑張りたいけど、ちょっと疲れてるな」と感じたとき、ふと思い出していただけたらうれしいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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